デジタルマーケティング公開日 2023.11.30 / 更新日 2023.11.29

採用活動でLINE活用!メリットや事例をご紹介

監修:今村 邦之(ナウビレッジ株式会社 代表取締役)

目次

採用活動においてLINE公式アカウントを利用されていますか?
LINEを活用することで、エントリー率をアップできたり、
面接からの離脱を防ぐこともできます。

本記事では、LINEの活用メリットや機能の紹介、活用事例をご紹介いたします。

弊社、ナウビレッジは2020年創業のまだまだ未熟な会社ではありますが、
マーケティングのコンサルティング事業を行う事業柄、創業当初から採用にマーケティングの考え方を取り入れた「採用マーケティング」に注力してきました。

記事1 マーケティング会社が自社の採用マーケティング戦略を徹底解説
記事2 【事例つき】今日からはじめる採用マーケティング!その具体的な手法とは?

以下、ご覧いただけますと幸いです。

1.LINEを採用活動で使用するメリット

こちらの記事では、1対1またはグループトークで使用するLINEではなく、
多くの企業が利用している1対多数に対して情報発信や個別コミュニケーションを行う
「LINE公式アカウント」についてお伝えしていきます。
採用活動において、LINEを活用するメリットは「企業側」にも「求職者側」にもあります。
それぞれの立場に沿ってお伝えをしていきます。

1.1 企業側(管理者側)のメリット

(1)求職者のエンゲージメントが高くなる
通常の採用フローは、下記になります。
①求人広告/人材紹介/採用サイト直接訪問など ⇒②応募 ⇒③内定/入社
①と②の間にLINEを加えます。
①求人広告/人材紹介/採用サイト直接訪問など ⇒ LINE ⇒②応募 ⇒③内定/入社

LINEを活用してる場合、②までのエンゲージメントが高まります。
さらには②応募 ⇒ ③内定/入社への転換率も上がります。

(2)求職者に採用情報を見てもらえる機会が増える
従来の求職者の動きをみると、採用情報を得るために検索エンジンで検索し、企業採用ページにたどり着く必要がありました。

LINE公式アカウントを運用し、求職者が友達登録をしていると、いつでも好きなタイミングですぐに情報を得ることができます。

今はメールよりもLINEでコミュニケーションをとることが多く、求職者に見てもらえるチャンスが増えるのです。

(3)求職者が求める情報を発信できる
LINE公式アカウントでは、アンケートを実施することができ、
求職者側のニーズをキャッチしやすくなります。

また「チャットタグ」という、ユーザーをグルーピングする機能があり、
説明会前後やカジュアル面談前後等に分けることにより、
求職者の段階にあった発信ができます。

(4)管理画面があり社内共有しやすい
LINE公式アカウントでは複数の社員がログイン可能です。
採用担当者が複数いる場合、情報共有がスムーズです。

また運用担当者が変更となり引継ぎが発生する場合でも過去の履歴も残っているため、
新しい担当者が状況を把握して求職者とのコミュニケーションミスを防ぐことができます。

1.2 求職者側のメリット

(1)メールよりもコミュニケーションがしやすい
メールだとかしこまった文面になり、連絡が億劫になる方もいます。
一方LINEの場合だと、カジュアルなやり取りができ、求職者側の心理的ハードルも低くなりやすいです。

(2)採用情報を気軽に得られる
LINEは日常的に何度も起動されるツールになります。
そのため、気軽に採用情報を得ることができ企業情報を探す負担を下げることが可能です。

2.LINE公式アカウントの機能

LINE公式アカウントには様々な機能がありますが、今回はその中でも採用活動に有効な3つの機能をご紹介いたします。

①メッセージ配信
②画像や動画
③リッチメニュー

①メッセージ配信

メッセージはメイン機能になります。
採用活動においては、候補者から友達登録後に直接文章を送付することができます。
LINEアプリ同様、LINE公式アカウントでもスムーズに連絡が可能です。

複数人に一斉送信も、1対1の個別のやりとりも可能です。
また写真や動画も送ることができます。

LINEメッセージのイメージ

②メッセージアイテム

LINE公式から別のサイトに誘導させたいとき、ただリンク先のURLを文章に入れるだけでは、クリックがされにくいです。

そこでLINE公式にはメッセージアイテムという画像や動画とURLをかけ合わせ、次のアクションに誘導できる機能があります。
「リッチメッセージ」「リッチビデオメッセージ」「カードタイプメッセージ」と3種類のタイプがあります。

その中でも気軽に始めやすいのが、画像を用いて配信する「リッチメッセージ」や「カードタイプメッセージ」です。
求職者にとって魅力的な画像を使用することによって、説明会案内詳細ページやその他最新情報のページに遷移されやすくなります。

・リッチメッセージ
 画像やテキストをまとめて配信できるメッセージになります。
 テキストだけでは分かりにくい情報も、
 画像と共に伝えることができ、理解が進みます。

LINEリッチメッセージのイメージ

・カードタイプメッセージ
 複数の画像を左右にスワイプして、メッセージ配信ができる機能です。
 1度のメッセージで、複数の情報を届けることができます。

LINEカードタイプのメッセージイメージ

③リッチメニュー

求職者とメッセージをやりとりを行うトーク画面の下に表示される、メニュー表です。
各画像それぞれにアクションを指定し、求職者がタップすることによりアクションが開始される機能です。
トーク画面にメッセージ(文章)を送付できたり、URLを張ることでリンク先に誘導できたりします。

LINEリッチメニューのイメージ

3.LINE公式アカウントで伝えるコンテンツ

LINE公式アカウントで採用情報を配信するとしたら、「何が適切か分からない」ということをよく耳にします。

こちらでは、具体的にLINEで配信するコンテンツをみていきましょう。
大きくは5つに分かれます。

①会社概要を知ることができる内容
②社内雰囲気がわかる内容
③ニーズに答える内容
④選考に関連する内容
⑤問い合わせに関する窓口

①会社概要を知ることができる内容

「どんなサービスや商品を展開しているのか」、「企業の強みは何か」など、
求職者にとって気になることが多いです。

HPに記載がある内容かもしれませんが、
サイトに行かず「LINE」から情報を得られることは、メリットです。

求職者が働くイメージを具体的に持てるように、内容を精査しましょう。

②社内雰囲気がわかる内容

実際に働く上で、求職者が気になるポイントのひとつが、人間関係です。
社員の雰囲気が分かるインタビュー動画や音声コンテンツ、ブログなどを制作し、
LINE上で発信するのは、有効です。

選考への動機や入社の判断材料のひとつとなるでしょう。

③ニーズに答える内容

求職者の就職、転職に望むことは多岐に渡っています。

  • 事業成長と自己成長が見込めるか
  • 給与関連について(前職より年収UP、または今後見込めるか)
  • 人間関係は自分に合ったものか
  • 福利厚生希望に当てはまるか など

そうしたニーズに応えられるよう、アンケートを取りながらニーズが高いものから
定期的にLINEにて具体的に情報発信することが大切になります。

④選考に関連する内容

LINE上で情報を発信し、選考への応募もLINE上で行えると便利です。

メッセージで選考情報について発信するとともに、
LINE機能の「リッチメニュー」で固定掲載がオススメ。
常時表示がされることで、求職者の好きなタイミングで応募をすることができるようになります。

⑤問い合わせに関する窓口

発信内容を見て求職者が気になったことや、選考に関する問い合わせを個別に行いたい時に、メールで書くことは求職者に手間を掛けてしまいます。

LINE上で、個別問い合わせを可能にすると連絡が取りやすくなります。
定期的に個別問い合わせを受け付けていることを、発信していきましょう。

4.採用活動でLINE公式アカウントを開始する流れ

ここからは実際に、採用活動においてLINE公式アカウントを開設し、
配信するまでの手順を説明していきます。

大きくは5つのStepに分かれます。

<配信までの 5 Step>
Step1.LINE公式アカウントを開設する
Step2.配信内容を考える
Step3.考えた配信内容を設定する
Step4.求職者に友達登録を
Step5.コンテンツを配信する

それぞれ具体的に説明していきます。

Step1 LINE公式アカウントを開設する

次に、「LINE公式アカウント」を登録します。
LINEサービスを提供しているLINEヤフー株式会社の下記URLから「LINE公式アカウント」への登録が可能です。
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/

公式アカウントの登録

また料金プラン(メッセージ通数によっては無料プランあり)などがあり、
こちらから確認しましょう。
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/
おすすめは、Step2,3で設定を行うまでフリープラン(無料)で行い、
友達登録が増えてきたら有料プランに移行する流れになります。

Step2 配信内容を考える

4つのStepのうち重要なのが、Step.2です。

以下の順番で制作を行います。

(1)配信するコンテンツ制作
(2)画像や動画の選定
(3)リッチメニューの内容、デザイン制作
(4)メッセージシナリオの作成

(1)配信するコンテンツ制作
 前述の「3.LINE公式アカウントで伝えるコンテンツ」を基に作成をしていきます。

(2)画像や動画の選定
 (1)を基に必要なコンテンツの準備です。
 メッセージ文だけですと、求職者に読む負担がかかります。
 そのため、画像や動画を用意して魅力あるコンテンツを作成します。

 もし、ここで画像や動画が無い場合は、社内の協力を仰ぎながら撮影を実施しましょう。
(3)リッチメニューの内容、デザイン制作
 (1)のコンテンツを確認後、求職者に好きなタイミングで見てもらいたい内容を、
 リッチメニューに入れていきます。
 
 並行してリッチメニューのデザインも制作しましょう。
 リッチメニューのサイズは、背景全体で作成する場合は
 下記を参考にして作成しましょう。

テンプレート(大)テンプレート(小)
2,500px × 1,686px2,500px × 843px
1,200px × 810px1,200px × 405px
800px × 540px800px × 270px
引用元:https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/rich-menus/?list=7171

また、エリアごとに画像を作成していくことも可能です。
詳しくは、上記引用元リンクを確認しましょう。

デザインはcanvaという、オンラインで無料でも使える
グラフィックデザインツールを使って作成ができます。
テンプレートも豊富にあり、簡単に操作ができます。
 
こちらから無料登録ができます。
https://www.canva.com/ja_jp/

canvaの使用

(4)メッセージシナリオの作成
以上のコンテンツを、ステップ配信として、
求職者が登録してからいつ配信するかを決めていきます。

登録後からの配信日を設定することによって、
企業側の配信する工数が大幅に削減できます

Step3 考えた配信内容を設定する

Step.1で考えた配信内容をLINE公式アカウントの管理画面から設定していきます。
LINEヤフー社のマニュアルがありますので、設定をしていきましょう。
今回は代表的な機能3つの設定方法のURLを紹介します。

(1)基本的なメッセージ配信を行う
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast/?list=7171

(2)メッセージシナリオの設定をする(ステップ配信)
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/step-message/?list=7171

(3)リッチメニューを設定する
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/rich-menus/?list=7171

Step4 求職者に友達登録を促す

LINE公式アカウントの設定が済んだら、いよいよ配信になります。
友達(自社アカウントのLINE登録者)を増やしていくためにも、
「LINE公式アカウントを作りました」と周知し、登録を促す必要があります。

以下の方法がありますので、ぜひ工夫して友達登録を増やしていきましょう。
・自社の採用ページで紹介する
・採用関連で配信しているメールで知らせする
・外部媒体や提携している人材紹介会社に周知し、求職者へ伝達を依頼する
・選考中の方に面接過程でメールや口頭で知らせる

Step5 コンテンツを配信する

実際に友達が登録されたら、ステップ配信を設定している場合自動でコンテンツが配信されます。

また、最新情報や追加情報がありましたら随時配信をしていきましょう。

5.【事例】ナウビレッジの採用におけるLINE活用

弊社ナウビレッジでも、自社の採用活動を行っており、LINE公式アカウントの設定を行いました。

今回は、具体的なコンテンツ内容とリッチメニューについてご紹介をいたします。
またナウビレッジのLINEでは、LINE公式アカウントと
配信設定機能が充実しているLステップというサービスも合わせて実装しています。
Lステップにも触れながら、ご説明をいたします。

<ナウビレッジの採用活動におけるLINE活用>
①LINE公式アカウントとLステップの活用
②【事例】具体的な配信内容
(0)今あるコンテンツを整理
(1)メッセージ内容を決める
(2)画像や動画を選定する
(3)リッチメニューを作成する
(4)LINE公式アカウントを周知する

①LINE公式アカウントとLステップの活用

弊社では、
「リッチメニューを2枚作成し、タブ表示をしたい」
「アンケートの回答によって、ステップ配信の内容を変えたい」
というニーズがありました。

上記に関しては、LINE公式アカウントのみだと設定が不可能です。(2023年11月末時点)
そのため、登録したLINE公式アカウントにLステップサービスを連携して
設定を行いました。
Lステップは、株式会社Maneqlが提供するサービスです。
サービスサイトはこちら。

他にも機能が沢山あります。
上記のようなことを採用活動で行いたい場合は、検討されることをオススメします。

②【事例】具体的な配信内容

それでは、ナウビレッジの具体的なコンテンツ選定フローや配信内容に関して
紹介をしていきます。

(0)今あるコンテンツを整理する
採用活動において、既存の社内採用コンテンツについて何があるか整理をしました。
下記表は整理内容の一部です。

コンテンツ整理のイメージ

また、求職者の入社意思を「低・中・高」の3段階に分けて、
それぞれの段階でどのコンテンツが「必要か」「興味をもってくれそうか」を考え、
段階分けを実施。

LINEに入れたい内容(エントリーフォームや問い合わせ窓口など)も追加しました。

(1)メッセージ内容を決める
次に行ったことは(0)で考えた内容を「どのタイミングで配信するか」を踏まえて、
メッセージ内容を決めました。

Lステップでは、アンケート結果によって配信内容を
カスタマイズできる機能があります。
そのため最初はフローチャートで考え、シートで整理をしていきました。

▽フローチャートの例

フローチャートの例

▽配信日時を考慮して設計したシート

配信日時を考慮して設計したシート

(2)画像や動画を選定する
配信するメッセージが決まったら、合わせて配信する画像や動画を選定します。
下記は、個別お問い合わせの案内画像です。
こちらの画像があることによって、問い合わせ場所が分かります。

個別お問い合わせの案内画像

また動画リンクをメッセージに記載した際には、
下記のような画像も合わせて配信できるように準備をしました。

動画リンクの例

(3)リッチメニューを作成する
LINE公式アカウントのみですと1ページのみ作成となりますが、
今回はLステップ連携を行っているため、2ページ作成をしました。
  
弊社のリッチメニューです。
▼1ページ目

リッチメニュー1枚目の例

1ページ目には、ナウビレッジについて知ることができる情報を入れました。
・ホームページ
・会社紹介資料
・各動画
 └仕事内容
 └働く人
 └教育体制

▼2ページ目

リッチメニュー2枚目の例

2ページ目には、選考関連の情報をまとめました。
・募集要項
・エントリーフォーム

以上の準備を行い、その後弊社の場合はLステップの管理画面で配信設定を行いました。

(4)LINE公式アカウントを周知する
各コンテンツを設定したら、テスト配信を行い問題なければ
LINE公式アカウントを始めたことをお知らせします。

ナウビレッジの一つの方法としては、
自社サイトでのポップアップ表示を実施しております。

▼弊社HP内の採用情報ページ内に設置

LINEへの誘導イメージ

ナウビレッジではLINE公式アカウントを含めた採用マーケティングを実施し、
結果として採用応募数が月間2.14倍に、採用ペルソナの割合が28%⇒46%に、
入社決定4名を創出しました。

ナウビレッジの自社採用における考え方や実施施策を下記の記事で解説しています。

6.採用活動でLINEを活用する際のポイント

LINE公式アカウント作成では、配信内容に目が行きがちですが、
合わせて活用を行う際には注意することがあります。

社内ルールを決める

適切なルールを決めないと、設定して放置状態になりかねません。
「誰が問い合わせの運用担当をするか」「配信内容の修正は誰が行うか」を
しっかり事前に決めておきましょう。

また、問題が発生した際のフローなども事前に決めておくと、
解消に時間がかからないでしょう。

KPIを設ける

配信内容が決定し、友達登録の促しをしたら終わりではなく、
しっかりLINE公式から採用活動へ活かす必要があります。

  • LINE公式アカウントからの新規エントリー数を追うのか
  • 友達登録数を月間で追うのか

企業ごとによって、LINEを作成した目的が異なってきますが、
しっかり目標を決めて達成に向けて、より良い改善を行っていきましょう。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。
改めて本記事のまとめになります。

・採用活動においてLINE公式アカウントの活用は
 企業、求職者側それぞれにメリットがあり有効である
・LINE公式アカウントには機能があり、それらを活用し配信内容を考える
・求職者が有益と思えるコンテンツを配信していく
・メッセージ、画像、動画、リッチメニューの準備が必要
・運用するためには社内ルールや目標を予め準備する

弊社では採用マーケティング全般や、LINE公式アカウントのみの
ご相談も行っております。
ご興味ある方は以下からお気軽にお問い合わせくださいませ。

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本記事の内容が、皆様の採用活動のご参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Supervisorこの記事の監修者

今村 邦之ナウビレッジ株式会社 代表取締役

2012年に株式会社UZUZを創業し、独自のデジタルマーケティングで同社を成長させた経験をもとに、2020年にナウビレッジ株式会社を設立。広告運用・SEO・SNS・サイト制作まで幅広い手法に精通し、「数あるマーケティング手法の中から、何を選べば事業が伸びるか」という経営課題に向き合っています。大学ではマーケティング講座の教鞭も執っています。

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