LINE広告のターゲティング徹底解説
監修:髙山 博樹(ナウビレッジ株式会社 取締役CGO)
目次
今回は、LINE広告のターゲティングについて解説します。
できるだけ効率よくコンバージョンを得るためにも、ターゲティングは非常に重要です。
ターゲットを設定する方法がいくつかありますので、それぞれ説明します。
1.ターゲティング一覧

LINE広告のターゲティングには、以下の4種類があります。
- デモグラフィック配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
- クロスターゲティング
それぞれの特徴をご説明します。
2.ターゲティングの詳細
2.1 デモグラフィック配信

「デモグラフィック配信」とは、ユーザーの性別・年齢・地域・OS・趣味・関心・行動・属性からターゲティングをする配信方法です。
これは、他の広告媒体でも使われています。LINE収集しているデータを元に、このようなターゲティングが可能になっています。
詳しくは、以下のようなターゲティングになっています。
▼地域セグメント
都道府県、市区町村単位で地域を指定できます。
また、半径レベルでも地域の選択することができます。
【配信対象】
以下から選択が可能。
・この地域に住んでいる人、この地域で働いている人、この地域に最近いた人
・この地域に住んでいる人、この地域で働いている人
・この地域に住んでいる人
・この地域で働いている人
・この地域に最近いた人
【指定方法】
地域を指定(都道府県・市区町村)
半径を指定(3km以上から設定可)
▼性別セグメント
以下から選択が可能。
・すべて
・男性
・女性
▼年齢セグメント
14歳以下から65歳以上まで、5歳ごとに分けたセグメントから選択が可能。
- 14歳以下
- 15〜19歳
- 20〜24歳
- 25〜29歳
- 30〜34歳
- 35〜39歳
- 40〜44歳
- 45〜49歳
- 50〜54歳
- 55〜59歳
- 60〜64歳
- 65歳以上
▼興味関心セグメント
以下の18種から指定が可能。
自動車については、車種を9種類から選択することも可能になっています。
- ゲーム
- デジタル機器・家電
- スポーツ
- 職・ビジネス
- ファッション
- 家・インテリア・園芸
- テレビ・番組
- 音楽
- 教育・学習・資格
- 金融
- 健康
- エンタメ
- ショッピング
- 書籍・マンガ
- 食べ物・飲み物
- 美容・コスメ
- 旅行
- 自動車
(軽自動車/コンパクトカー/ハッチバック/セダン/スポーツカー/ステーションワゴン/ミニバン/SUV(コンパクト)/SUV(ラージ))
▼行動セグメント
以下の7つの項目から選択が可能。
- テレビ視聴頻度(テレビ視聴頻度が高い/平均/低い)
- キャリアの変更(過去2年間でキャリアを変更した/変更していない)
- コンバージョン(ウェブサイトコンバージョンが多い/アプリのインストールが多い)
- ゲームプレイタイプ(アドベンチャーゲームプレイヤー/カジュアルゲームプレイヤー/RPGゲームプレイヤー)
- モバイル端末の変更(過去2年間で端末を変更した/変更していない)
- ネットワークの利用状況(Wi-Fiを利用しない)
- 購買意向(自動車(ラグジュアリー)の購買意向が高い/ファッション(ラグジュアリー)の購買意向が高い)
▼属性セグメント
以下の4つの項目から指定が可能。
- 配偶者(既婚/未婚)
- 子供(子供あり/子供なし)
- 携帯キャリア(NTTドコモ/au/Softbank)
- 推定収入(収入上位51%以下/21~50%/11~20%/10%)
2.2 オーディエンス配信

「オーディエンス」とは、広告配信を効率よく行うためのターゲティング設定の1つです。
ユーザーのデータ(端末識別IDなど)や、広告配信者が持っているカスタマーデータを利用することができます。
▼LINE広告の管理画面から作成できるオーディエンス
・ウェブトラフィックオーディエンス
LINE Tagのトラッキング情報を基に、サイト訪問ユーザーのオーディエンスを作成できます。また、サイト内購入などのイベントに基づいたオーディエンスを作成することもできます。
・モバイルアプリオーディエンス
アプリを開いた人やアプリ内で購入をした人など、アプリ内で発生したイベントに基づいてオーディエンスを作成できます。
・IDFA/AAIDアップロード
保有しているIDFA/AAIDデータを用いてオーディエンスを作成できます。編集ページで後からオーディエンスの追加や更新ができます。
・電話番号アップロード
保有している電話番号を用いてオーディエンスを作成できます。編集ページで後からオーディエンスの追加や更新ができます。
・メールアドレスアップロード
保有しているメールアドレスを用いてオーディエンスを作成できます。編集ページで後からオーディエンスの追加や更新ができます。
・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
LINE公式アカウントの友だち、またはブロック中の友だちのオーディエンスを作成できます。
・類似オーディエンス
すでに作成したオーディエンスと似ているユーザーを探し、オーディエンスサイズを拡張します。類似度は1〜15%、または自動から選択できます。
・動画視聴オーディエンス
指定した動画素材の視聴ユーザーのオーディエンスを作成できます。視聴ユーザーの再生率を指定することができます。
・画像クリックオーディエンス
キャンペーンIDを指定して、そのキャンペーンで使用されている画像をクリックした人のオーディエンスを作成できます。
2.3 類似配信

「類似配信」もしくは「類似オーディエンス」と呼ばれます。
自分で作成したオーディエンスと似ているユーザーを探し、オーディエンスを拡張します。類似度は「1〜15%」、または「自動」から選択することができます。
類似度が高いほどアクションの確度は高くなりますが、オーディエンスサイズは小さく、リーチできる人数が限られます。
逆に類似度が低いほどアクションの確度は下がりますが、オーディエンスサイズは大きく、配信できる母数が増えます。
▼設定項目
・オーディエンスソース
ソース元とするオーディエンスを選択します。ビジネスマネージャーから共有されたオーディエンスを利用することも可能。
・オーディエンスサイズ
オーディエンスサイズ(拡張率1〜15%、自動)を選択します。
類似オーディエンスは最大10件まで作成可能。
LINE社が推奨している類似度合いは、「自動」です。
類似度合いを「自動」にすると、オーディエンスサイズをコントロールすることは難しいですが、パフォーマンスが安定しやすく、配信初動のタイミングなどで導入してみると良いでしょう。
2.4 クロスターゲティング
「クロスターゲティング」はLINE法人サービス同士のデータ連携により、ユーザーが行ったアクションに基づくアプローチが可能になる配信方法です。
サービス間のデータ連携により、ターゲットに対してより最適なメッセージを配信できるようになります。

LINE公式アカウントには、友だち追加されたユーザーのアクションデータ(メッセージの開封やクリック)が蓄積されています。
このようなデータをLINE広告のリターゲティング配信に活用することで、広告配信の精度を上げることができます。
▼クロスターゲティングの活用例
クロスターゲティングを使うことで、次のようにオーディエンスデータを活用することができます。
・メッセージ未開封のユーザーを対象に、リーチを広げる
LINE公式アカウントで配信したメッセージを開封したユーザーを除外して広告を配信することで、ターゲティングの精度を高めながら、効率良くリーチを広げることができます。
・商品を購入する可能性が高いユーザーへの広告配信
ユーザーが自身のLINEアカウントとECサイトなどのサービスとのID連携を行っている場合、購入頻度が高いユーザー、または購入金額が多いユーザーのデータを類似拡張して広告を配信できます。
・類似拡張を使って、優良な友だちを獲得
LINE公式アカウント内でメッセージを開封したユーザーや、リンク先へ遷移したユーザーのデータを類似拡張し、LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だち獲得を促す「友だち追加」を配信することができます。
ロイヤルティーの高いユーザーを獲得することが可能で、継続的なコミュニケーションにつなげられます。
3.まとめ

以上がLINE広告のターゲティングの詳細です。
- デモグラフィック配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
- クロスターゲティング
これらのターゲティングを目的に合わせて設定し、確度の高いユーザーにリーチできるよう工夫していきましょう。
Supervisorこの記事の監修者

髙山 博樹ナウビレッジ株式会社 取締役CGO
上場している建設総合コンサルティング会社を経て、創業初期のナウビレッジに参画。広告・SEO・Webサイトなど多様な集客手法と、CRM/SFA/MAの設計・運用に精通し、自社では年間250件のリードを獲得する体制を構築しました。HubSpot導入・構築支援サービスの責任者として、HubSpot Diamond Partnerの取得を牽引。「施策を増やす前に、仮説とその次の一手を仕込んでおく」を原則に、データ基盤の整備からコンテンツ設計までを一貫して担当しています。
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